<今までのベーシックコースとの違い>
今までのベーシックコースは部位別に分けていましたが、新ベーシックコースではテクニック別に分けました。これによって、今まで以上に臨床ですぐに取り入れやすくなると思います。
オステオパシーの父であるアンドリュー・スティル博士が「臨床が一番の学び場」とおっしゃっていたように、学んだことを早期に臨床で使っていかないと上達しないし、応用力を養えません。
私達の目的はセミナーをすることではありません。
本物の知識と技術をお伝えすることで、オステオパシックマニュアルセラピストとして、臨床で役立てていただくことが目的です。
そのためテクニック別にすることで、今まで以上に皆様に臨床で使っていただきやすくなったと思います。
また、今までのベーシックコースに参加したことがある方も、テクニックの復習をする場として活用していただければと思います。
本当に役立つ知識と技術を、これまで以上に楽しく学んでいただける場を、皆様に提供していきます!
たくさんの仲間と一緒に学び、成長していきましょう!
※今までのベーシックコースの入門編に参加されたことがある方は、必ずしも必須ではありません
オステオパシックマニュアルセラピーにおいて最も大切で、最初にお伝えしたいことは『テクニックだけを学んでも意味がない』ということです。
私達はオステオパシーの「哲学」と「考え方」をとても大切に考えています。
皆様もご承知のように、テクニックだけ使えるようになったとしても、臨床では不十分です。
いつ、どんな状態のときに、どのように使えば良いのか、どのような効果があり、どんなことをしてはいけないのかを知る必要があります。
テクニックだけのセミナーには、これらのもっとも重要な部分が欠けているため、私達は哲学や考え方をしっかりとお伝えしていくことを信念としています。
そのためこのテクニック別セミナーでは入門編で哲学と基礎知識を学んでいただくことを必須とさせていただきました。従来のベーシックコースの入門編で哲学を学ばれた方は参加の必要はないのでご安心ください。
入門編では基礎となるテクニックや全身の評価を学んでいただくことができます。
もっとも重要なことをお伝えするので、各テクニックの講義の受講前に、必ず入門編にご参加くださいますようお願いいたします。
<入門編>※必須
以前のベーシックコースの入門編に参加したことがある方は必ずしも参加の必要はございません。参加される場合には再受講(半額)扱いとなります。
1.オステオパシーとは何か?
哲学について
2.触診
3.体性機能障害
4.実技-直接法と間接法
5.実技-全身評価法
6.実技-SCS(ストレインカウンターストレイン)
7.実技-MET(マッスルエナジーテクニック)
【解説】
入門編ではもっとも大切な考え方について学んでいただきます。ここを軽視しているテクニックだけのセミナーは間違った使い方をしてしまうことになり、非常に危険です。事故を起こさないためにも、各テクニックのセミナーの前に、前もって参加していただ必要があります。テクニックで十分な効果を得るためにも重要な部分となります。
<SCS、FPR(全4回)>
今までのベーシックコースで同じ内容(部位)のものに参加された方は再受講(半額)で参加していただくことができます
1.概要
2.SCS(ストレイン・カウンター・ストレイン)実技
3.FPR(ファシリテッド・ポジショナル・リリース)実技
第1回 骨盤・仙骨
第2回 胸椎・腰椎
第3回 頚椎
第4回 四肢
【解説】
ストレイン・カウンター・ストレインとは筋の異常収縮を調整し、筋肉がもっとも楽になる状態に導く手技です。
ファシリテッド・ポジショナル・リリースも筋肉の異常収縮を整える手技ですが、ストレイン・カウンター・ストレインよりも素早く治療することができます。また、ほぼどんな状況でも適用可能なソフトなテクニックで、従来のカウンターストレインを応用した高度なテクニックになります。全4回で全身の治療を行えるようになります。
<OMT直接法-MET、OAT(全4回)>
今までのベーシックコースで同じ内容(部位)のものに参加された方は再受講(半額)で参加していただくことができます
1.概要
2.MET(マッスルエナジーテクニック)実技
3.OAT(オステオパシック・アーティキュレーション・テクニック)実技
第1回 骨盤
第2回 胸椎・腰椎
第3回 頚椎
第4回 四肢
【解説】
マッスルエナジーテクニックとは、主動筋の等尺性収縮後のリラクゼーションおよび拮抗筋の相反抑制を利用した手技です。主動筋と拮抗筋が抑制させられることで筋肉はリラックスし、制限されていた関節可動域が増します。体性機能障害や、関節可動域の正常化、弱化筋の筋力改善などに効果があります。
オステオパシック・アーティキュレーション・テクニックとは脊柱や関節の機能障害を解放するために用いる安全な関節マニュピレーションテクニックです。機能障害を引き起こしている関節を制限障壁いっぱいまでゆっくりストレッチさせたとこから低速低振幅(LVLA)、高速低振幅(HVLA)モビリゼーションを施すことにより、ゴルジ腱器官筋拘縮をリリースするテクニックです。
<頭蓋仙骨テクニック(全2回)>
今までのベーシックコースで同じ内容(部位)のものに参加された方は再受講(半額)で参加していただくことができます
1.概要
2.頭蓋仙骨テクニック(CRANIAL MANIPULATION)実技
第1回 頭蓋仙骨テクニックについて、機能解剖、触診、環椎後頭関節リリース、静脈洞ドレナージュなど
第2回 SBSの圧縮と減圧、頭蓋底の調整、頭蓋骨リフト、顎関節圧迫テクニックなど
【解説】
頭蓋骨や脊柱の運動は呼吸と密接にかかわっています。頭蓋骨・脊柱・骨盤にはそれぞれ吸気の運動、呼気の運動が存在します。また、肺や横隔膜による呼吸とは異なった特有の運動(第1次呼吸システム)が存在し、それらによるポンプ運動によって脳脊髄液を頭蓋骨と仙骨を中心に全身を耐えることなく循環しています。
この運動が停滞すると内臓や神経系にあらゆる障害を引き起こす原因となります。頭蓋オステオパシーは、医者のような治療を目的にしているのではなく、全身の呼吸システム(身体呼吸)を整えることによって、本来備えているはずの恒常性(インネートインテリジェンス)を最大限に発揮できるように手助けすることを目的にした自然療法です。
<内臓テクニック(全2回)>
今までのベーシックコースで同じ内容(部位)のものに参加された方は再受講(半額)で参加していただくことができます
1.概要
2.内臓テクニック実技
第1回 肝臓、胆嚢、脾臓、腎臓
第2回 胃、小腸、結腸、回盲弁、十二指腸、胸郭モビリゼーション
【解説】
内臓はストレスに弱く、不規則な食生活や、急激な環境の変化などによってダメージを受けることがあります。その結果、硬くなってしまったり、他の臓器や腹膜と癒着を起こしてしまうことがあります。これらは様々な不調の原因となります。2回にわたって内臓の解剖を知り、内臓マニュピレーションを行うテクニックについて学んでいただきます。
<隔膜リリース(全1回)>
今までのベーシックコースで同じ内容のものに参加された方は再受講(半額)で参加していただくことができます
1.概要
2.隔膜リリース実技
【解説】
人体には隔膜という筋膜組織があります。横隔膜や骨盤隔膜などの隔膜組織の捻れや歪みなどが、リンパ液や血液などの体液の流れを滞らせることがあります。隔膜リリースにより自然治癒力を回復させることを目的としています。
講師: 山端二郎 先生 J. Yamahata BCSc., D.O.M.T.P
■ニューヨーク出身(帰国子女)
■カイロプラクティック理学士(BCSc)ディプロマ取得
【参考】 JCR日本カイロプラクティック登録機構
■Osteopathic College of Ontario卒業
■D.O.M.T.P. (ディプロマオブオステオパシー)取得
■Dr. A. M. Kleynhans OAM, B.Sc, DC, DTE, M.ed, FICC, FACCに師事
■Dr. Steven Sanet D.O.に師事
■PCOMパームスオステオパシックカレッジ 学長
■JHSA一般社団法人ジャパンヘルスサイエンスアソシエーション代表理事
■Osteopathic College of Ontario, OCO/PIHS Japan Director
■Asian Osteopathic Association 会員
■Asian Osteopathic Association 理事就任
■Ontario Federation of Osteopathic Professionals(OFOP) 会員